パソコン教室復帰3回目の日曜日。
そのことを朝のファミレスで話題にしていたが、準備をさせるとディサービスに行くための物を持って、ディサービスの方に歩いて行こうとした。
「日曜日だからディサービスは閉まっているよ。パソコン教室に行くんじゃあないの?」と声をかけると、
「ああ、そうだったよ。何ボケてんだろうね、まったく」と多少は自覚がある。
開始時間の9時半にちょうど教室に入ると、すでに先生と一人の生徒さんがパソコンに向かっていた。
母江の後にもう一人の生徒さんが来て、三人しかいないので、先生の奥様が参加して六人になった。
パソコン教室といってもそれぞれがパソコンを持ってきて、勝手に何かをやり、わからないことを先生に尋ねるという感じだ。
母江は何をして良いかわからないので、ワードを立ち上げて友達に手紙を書かせた。
母江のすぐ後ろのおばあちゃんは家にインターネット接続はしてあるのに、この教室でしかパソコンを開かないので、よくプログラム更新が始まってしまい、ほとんど何もできない状態でこの教室が終わる。
そんな中、母江が黙々と手紙を書いていると、
「すごいわねえ、母江さんだけ勉強してる」とすっかり優等生になってしまった。
実際先生も「このお歳でローマ字入力できるだけですごいですね」と言われてみれば確かにそうだ。
別にここに来なくても家でもできることだが、こういう場に参加することに意味がある。
お昼は皆さんと一緒に中華料理屋で食事をして解散。