母江のお供でパソコン教室に行ってきました。
教室と言ってもスペースを借りて、高齢者を対象として半分座談会のようなものだった。
母江が最後にここに来たのはコロナの初期のようで、その後教室そのものが中止に追い込まれてしまったという話だ。
今日は久しぶりに皆さんの顔を見るのが目的だったが、とりあえず母江が使っていたパソコンが家にあったので持ってきた。
三郎が実家に帰ってからiPhoneだのアップルウォッチだの持たせてはいるが、位置情報を共有して追跡するのが一番の目的で母江は使いこなしてはいない。母江のパソコンもコロナ以来埃を被ったままだった。
「何か覚えていますか〜?」と先生に訊かれ、
「いいえ、ぜんぜん」と答える母江。
しかし母江のパソコンのフォルダの中には昔作った名刺やカードなどが見つかった。
カードには母江が営んでいた店の宣伝文句も書いてあったが、もう必要なくなってしまった。
先生「そうだ、LINEやってますか? iPhoneには入っていませんね。インストールしてみましょう」
どうやら母江のLINEアカウントは存在しているが、電話番号もメールアドレスも紐付いておらず、パスワードもわからない。
現在母江が使っているメールアドレスは三郎が母江用に作ったわかりやすいフリーのメールアドレスだが、それまではプロバイダにもらったとても覚えられないメルアドを使っていた。もしかしたらそのメールアドレスが登録してある可能性もあった。
生徒さんの一人が、
「LINEってこんなに難しかったっけ?」と言っていたが、
LINEに限らず、自分ではない誰かのアカウント管理するすることが難しいのだ。
家に帰り落ち着いて、WEBを参考にして母江のLINEアカウントを復活させた。しかし母江はLINEを使うことはないような気がする。