kiyogat’s diary

2023年の1月にブログを始めました。

いちじく浣腸

もう財布から取り出して捨てたのに、まだ和菓子屋さんの預り証が気になるらしく、昨日は金額が2万円になったと思ったら、今日は20万円になっていた。認知症は数に対してあやふやになっていくが、母江のお金に対する執着が頭の中で増額されていくのかもしれない。

ファミレスの帰りの散歩道に小型犬を飼っている家の前を通るとその犬が母江のことを見ると嬉しくてワンワン吠えながら出てくるのだが、そこの奥さんが今日は庭仕事をしていて、「今日は暑いですね」とか世間話をしているのに、会話にならず「かわいいねえ、かわいいねえ」と犬のことしか言わない。

ファミレスに行く前に何度もトイレに行って、ファミレスでも帰り際にトイレに行き、家に帰ってきてからも数回トイレに行っていたので、何かおかしいと思い始めていたら、「浣腸どこかにない?」と母江が訊いてきた。

いちじく浣腸がトイレの棚の上にあったのを思い出したので、すぐに手渡し、「一人でもできる?」と尋ねると、
「大丈夫、できるよ」と慣れている様子だ。しかしそのあと、数回トイレに篭るので、ドア越しに、
「大丈夫?日曜日もやってくれる病院もあるし、救急車も呼べばすぐに来てくれるからね」と言っておいた。

そのいちじく浣腸といえば、小学生だった頃、母にやってもらったことを思い出した。