昼くらいに次郎が帰ってきた。イギリスの後、１週間ほどスペインの友達のところに行っていたらしい。ヨーロッパは小さい地域にいろいろな国があって交通の便もいいからどこに行くのも手軽だ。
２階の掃除をしていると、母江が暑い最中に出かけようとしていたのでどこに行くのかと訊いた。ハガキを買いに行くと言っていたが、この間５０枚買ったはずだからどこかにあるはずだと思って出て行くのをやめさせた。
部屋を探してみると案の定ハガキはすぐに見つかったが、よく考えてみれば今日は日曜日で郵便局は休みだ。下手したら、日曜日に亡くなった私の同級生のように熱中症にかかり、そのままお陀仏の可能性も否定できない。
考えすぎと言えば考えすぎだが、人間50年以上生きたら、ちょっとしたことで死んでしまうこともあると常に心に命じて毎日を生きていきたい。
