今日の母江は比較的おとなしい日だった。
夕方にわざわざ部屋までやってきて、「アパートの家賃はどうなっている?」とこれまでに何度も同じ質問をされた。
「ちゃんと口座に振り込まれている」と言ったら安心して自分の部屋に戻っていった。
風呂に入った後、出かけようとしたので、「どこに行くのか?」と訊くと、
「髪の毛を切ってもらう」と言うので、送り出した。後ろからついて行ったら一番近い所だった。
ご飯の支度をして待っていたら、1時間後くらいに戻ってきた。正直どこが変わったのかわからない。
ちくわとナスの炒め物とアボカドとスモークサーモンのサラダを作ったが、サラダにはほとんど手をつけず、炒め物をほんの少しだけ食べて大根の味噌汁をぶっかけで食べ終えた。
いつものことだが、片付ける時に「ごちそうさま」を5回くらい言う。何が「ご馳走」なんだかさっぱりわからない。