kiyogat’s diary

2023年の1月にブログを始めました。

日常と非日常

母江をディサービスに送り、家に帰ってきて寝室をチェックすると、シーツと布団カバーに便がついていた。
SHIT!と叫びたくなった。昨晩のシーツにも付いていてまだ洗濯機に入って洗濯中だ。もう毎日のように便付きで洗うのが間に合わなくなってきた。しかも今日は11時に行ったことがない新しい弁護士の事務所まで行かなくてはならない。絶対に時間に遅れるわけには行かないし、便もそのままにしておくわけにはいかない。

スマホのナビで見ると30分くらいのようだ。今から洗濯機を回せば10時すぎくらいには終わりそうなので洗濯をすることにした。その間に持って行く書類のチェックをして、手土産を買って予定通りに出かけた。
全く通ったことがない道をナビの言う通りに進むと本当に30分で着いてしまい、早く着きすぎてしまった。

近くにジブリ美術館があり、時間潰しに寄って説明を聞くと完全予約制で大人一人1000円と値段もお手頃価格だ。家族連れや外国人がたくさん待っていた。日本にいる間に行ってみたいものだ。

そして肝心のご相談は1時間45分もいろいろとアドバイスをいただいた。もう一度熟考したい。

家に帰り、先日お亡くなりになった中学校の同級生のお通夜に出席をすることに決めた。そうなると、いろいろと準備が必要だ。父の葬儀はニュージーランドにいたため欠席をしたが、その前となると30年ほど前のばあちゃんの時くらいしか思いつかない。礼儀作法やらをいろいろとネットで調べた。礼服もちょうど多分次郎のものがあり、使ったことがない数珠や香典袋まですぐに見つかった。それらをカバンにつめて自転車で会場に向かった。

開始時間に着いたが、すでに100人くらい弔問者が列を作っていた。待っている間、蒸し暑くて汗をかいたがジャケットを脱ぐわけにもいかない。ご焼香を終わらせ、顔見知りの同級生たちと立ち話をした。皆、急に訪れた同級生の死に戸惑いを隠せない。家族のスナップ写真が飾られていた。見るからに幸せそうだ。なんだ、孫までいるのか!早すぎる死だが、きっと良い人生だったのだろう。

家に帰るとちょっと不思議なことが起きた。壁のアナログ時計を見るとまだ7時15分だった。長い間列を作って待って同級生たちと立ち話をしてのにまだこんな時間?と思った瞬間、秒針が20秒ほど一気にそれも不自然に動いた。「わざわざ来てくれてありがとう」なんか彼がそんなふうに言っているように思えた。