久しぶりに青空が広がった。
こうゆう日は母江が出かけたがると思ったので、昼食は歩いて丸亀製麺までうどんを食べに行った。
朝、昼と長い距離を歩いたので、その後はおとなしくなった。
5時過ぎに風呂に入れた。最近、股引きによくうんちがついていることが増えた。それが、ベッドカバーにまで広がるのではと思う。たまにベッドの座るところに四角い布が置いてあるのは気にはしているのかもしれない。
今日はこれくらいしか書くことがないと思ったが、午後7時前に姫子から電話があった。三郎は夕食の支度で忙しかったので、母江がでた。電話の向こうで姫子が怒っているとのことを後で母江から聞いた。先週に母江が書いた手紙に対して「なぜそんなにひどいことを書くのか!」と言っていたらしい。それに対して母江は自分で書いたくせに、すっかり忘れて「知らないよ、そんなもの書かないよ」といつも通りだ。
母江にはなぜ姫子が怒っているのかがわからない。
その手紙だって、母江が明け方に三郎のことを起こしにきて、「姫子のやつ!頭にきて寝れないよ」と言うので、「だったら、俺を起こしにくるんじゃあなくて、姫子に手紙を書いてやれ」と言って書かせた手紙だ。
姫子様
なんでこんなひどい事するんですか。あなたは私の大事な娘だと思っていました。お父さんが亡くなったらとたんに手のひらを返した感じです。なんの恨みがあるのですか。三郎だってとても優しくしくて大事にしてくれ面どうをみてくれます。三郎だってあなたのお兄ちゃんでしょう。なんでこんなにひどい仕打ちをするのですか 私にはわかりません。あんなに喜んで女の子が生んだかんげきはどこへ行ったのでしょう。いつか貴女にばちが当たりますよ!ひとりで大きくなったんじゃあありませんよ!よく考えてみて下さい。
母江
「訳わからないから、これから姫子のところへ行ってくる」と言うのをなだめて止めた。
そして「今から横浜に行くくらいなら、また手紙を書いてやれば?」と提案した。
ところが、母江は「電話をくれてありがとう、嬉しかった」と全然意味がない手紙を4枚も書いた。こんな手紙を書いても姫子のためにならないからやめさせた。
発達障害で頭の悪い妹と認知症の母とのあいだに入るのは本当に大変だ。