kiyogat’s diary

2023年の1月にブログを始めました。

ケアマネージャー つづき

忙しいと言えば1日で一番忙しい時間は夕方だ。5時半くらいを目安にして米を研ぎ、風呂を掃除して、湯を溜め始める。たまったのを見計らって、母に声をかけて風呂に入れさせる。母が湯船に浸かったら、ズボンからリハビリパンツを取り出して、ゴミ箱に捨てて、残りの服を洗濯機に入れる。そうしないと同じ服を何日も着てしまうし、リハビリパンツがものすごく汚れている時もあるので、風呂上がりに触らせたくはないためだ。

そしてご飯をセットして、7時前にご飯が炊けるようにして、近くのスーパーまで買い物をする。というのがルーティンだが、今日は帰ってくるとまた母のいつもの質問が始まった。
「この家はわたしの家じゃあないのかい?」
「俺はそうしようとしたけど、姫子が邪魔をした」
「どうにかならないのかい?」
「ならないけど、できることはしている。だいたいなんで、今頃そんなこと訊くんだ!さっきケアマネさんに『何も困ったことはありません』って言ったくせに!」
こっちも忙しいのでいつまでもかまってられずに風呂に入った。

湯船に浸かっていると、玄関で声がした「こんばんわ〜」
誰だろう?2階には次郎がいるはずだが、相変わらず何の役にも立たない。
「こんばんわ〜」
あれ、もしかして姫子か?私が弁護士に手紙を書いているから文句でも言いに来たかと思ったが、違った。
母が通っているディサービスの介護士さんだ。5分ほどで風呂を上がるとまだ母と話していた。

母が一人で歩いているのを止めて家まで連れてきてくれた。説明するには先ほど書いたブログを読んでもらうのが手っ取り早いと思い印刷して手渡した。そのあとも親身になって話を聞いてくれた。母は話好きだ。話せばきっと気持ちが晴れて楽になるのだろう。この役は口下手な自分にはできない。すぐに本気になって怒ったり、怒鳴ったりしてしまうからだ。だからと言って無理もしたくはない。素のまま、地のままの自分でないととても長くはできない。

介護士さんが帰ってから大急ぎでご飯の支度をしようかと思ったが、やめた。のんびりやればいい、ビール飲んで、先に犬にご飯をあげて、30分くらい待たせてもどおってことはないのだ。