kiyogat’s diary

2023年の1月にブログを始めました。

車いすでの電車の乗り降り

やっぱりKさんの住所がわからなかったので、Kさんには申し訳ないが、電話まで這ってきてもらい電話に出てもらった。

母江から受話器を奪い、

「いつもお世話になってます。息子の三郎です。住所を教えてください」
と簡潔に要件だけを伝え、住所を聞き出し、
「ではこれからそちらに向かいます」と言うと、午前中はヘルパーさんが来るので午後にして欲しいとのことだ。

住所を調べると隣の駅とちょうど中間にあった。パジャマを売っている店は反対方向の駅にある。なので、母江に歩行器で歩かせると、途中で疲れてしまうので、先月から借りている車いすで行くことした。

車いすで電車に乗るのは初めてなので、駅員さんに
「このまま電車に乗れますか?」と訊くと、

「はい、スロープは必要ですか?」と質問された。

「いえ、大丈夫だと思います」と答えたが、初めてなので少し不安はあった。

しかし無事に乗り降りして、目的の店に着いてパジャマを買った。

次はKさん宅に行くため再び電車に乗り込んだが、先ほどの電車はホームと電車がフラットだったのに、今回は電車の方が、10cmほど高くなっていた。

乗り込む時は前車輪を持ち上げると問題なく乗れたが、降りる時にちょっとひっかり余計な時間がかかってしまった。駅員さんが慌ててやってきた。

「すいません、あまり慣れていないもので」と謝り、「でも行きの電車はフラットなのに、今回は段差がありました」と言うと、

「この電車は旧型でいわゆるバリアフリーではないんです。申し出があればスロープを用意しますよ」

下りる駅も最初に指定すれば、駅でスロープを持って待っていてくれるとのことだった。

車両の新型か、旧型かは電車がやってこなければわからないので、やはり最初に頼んでおいた方が無難かもしれない。


Kさん宅に着くとKさんの娘さんと出迎えてくれて、パジャマを渡すととても喜んでもらえた。