昨晩「早く寝るな」と言ったのに母江はまた8時前にベッドに行ってしまった。
三郎は歳のせいか睡眠時間がとても短くなり、12時過ぎまで起きていた。
すると母江が「痛くて寝れない」と言ってきた。
どうやら持病の膀胱炎のようだ。
こういう時用に泌尿器科の先生から痛み止めをもらっていたことを思い出し母江に投薬した。
寒くないように布団をかけて寝かしつけた。
朝起きると、母江はまだ寝ていた。3回くらい声をかけるとようやく目を覚ました。
どうやら薬がよく効いたようだ。
痛みもなく、ファミレスに行けるというのでいつものようにラジオ体操をして出かけた。
幸い今日は火曜日なので泌尿器科はH先生だった。予約を入れていたのは来週の10月3日だったので結果的に1週間前倒しになった。
いつものように細菌が見つかった。毎回違う菌とのことだ。抗生物質を処方してもらったが、帰り際に母江を先に退出させて、便失禁について何か良い解決策はないかと訊いてみた。
医「テレビでも見ながら肛門を閉める練習をすれば高齢者であっても筋肉がつく可能性はある」
三「去年整骨院に通っていた時に電気で筋肉を鍛えることをしていたので、そのような機械を使ってみたらどうでしょうか?」と尋ねると、
医「EMSを使って骨盤底筋群がもし拘縮してしまうと便や尿が出なくなる恐れもある。症状が悪化するよりは現状維持でうまく付き合っていく方が良いのかもしれない」ということだった。最終的に高齢者だからしょうがないと考えるしかないのかもしれない。