昨晩は酒が体に残っていていつも以上に寝ることができなかった。しかしおかげで夜中に母江がトイレに起きた時に入れ歯を外してもらうことができた。
母江をディサービスに連れて行く前に法務局に電話をして、遺言者の住所が海外に移った場合と、相続人と遺言執行人である太郎の住所が移転した場合について尋ねた。
昨日に引き続き、嫁子に事務仕事などを教えたが、三郎が1年半かけて覚えたことをたった数日で伝えられるわけはない。母江の介護もそうだが、スマートホーム化した家の設定などは興味がなければ何もできない。
午後は役所に出向き、練馬区の転出届を出してきた。お昼を過ぎていたので、高校の頃たまに行ったラーメン屋が隣の駅にあったので行こうとしたが、途中に赤い銀行があったので軽い気持ちで
「エコ通帳にした場合、届け印はどうなりますか?」と尋ねた。
「その場合は届け印を登録したままにすることはできますが、届け印をなくすこともできます。今こちらでやりますか?」と丁寧に言ってくれたが、ラーメンを食べに行きたいので、断った。
このまま銀行を出ればよかったのに、「さっき海外に転出届けを出したのですが、何かやっておく手続きはありますか?」と質問をしてしまった。
俄かに店員さんの顔が変わった。そこから先が大変だった。「何か問題起きた場合私たちは責任は取れません」と言い、番号札を渡され、待たされる羽目になってしまった。
結果大したことはなかったのだが、その間にラーメン屋は準備中になってしまった。