kiyogat’s diary

2023年の1月にブログを始めました。

剥離剤の施行と取り壊された階段

お昼頃に先日楽天で注文をした剥離剤が届いた。YouTubeを見ると、おねえさんがツナギを着てガスマスクのようなマスクとゴーグルをしてかなりの重装備だ。
とりあえずポイントだけ抑えて、暑いのでTシャツ、短パンのゴム手、ノーマスクでやった。開ける時に注意はしていたが、霧のような少量が腕にかかった。それだけでビリビリとした。さっさとハケで塗り、『危険 触るな」の張り紙を2枚貼って退散した。

危険 触るな


3時間ほど経ったので、ヘラで擦ってみると塗装が取れることは取れるが、もう少し時間をおいた方が良さそうだ。4時過ぎには母江がディサービスから帰ってくる。ヨタヨタしているから素手で触ったらたいへんだ。外を見ると、ちょうど送迎車が家の前に駐まった。触らせないように壁の横に立って母江を家に入れた。まずは一安心。

と思ったら、家でトイレを済ますと、また出かけようとしていた。

「和菓子屋さんの奥さんと話をしてくる」認知症のくせにお金のことは忘れないようだ。

「あれはもう済んだよ」

「済んでいないよ。いいよ、奥さんと話をしてくる」

ここで問答が5分くらい続き、

「壁に強い薬を塗ってあるから、今日はもう外に出れないよ」と言って諦めさせた。

さっさと風呂に入れようと部屋に行くともぬけの殻だ。トイレにもいない。

和菓子屋さんに行くと、いた!

奥さんと話をしていた。

とりあえず納得している様子だ。

しかしどうやってここまで来たのか?と訊いたら、

「裏から出てきたんだよ」

裏というのは昔、商店街で手芸店をやっていた頃、すぐ行けるように裏の壁をぶち抜いたが、まさかまだ裏口が使えるとは思わなかった。

今は使っていない裏口

「正面は薬を塗ってあるから、裏から帰ろう」
と言って裏に回ってみると2度驚いた。

昔あった石の階段が取り壊してあり、崖っぷちのようになっていた。下手したらここで転けて死んでる。とても膝が悪くて毎週整形外科に通っている92歳の婆さんが一人ですることではない。

石の階段が取り壊されている昔の通路