今日は水曜日だが、介護士長さんから空きがあるので、ディサービスに来てほしいとのことでエクストラでお願いした。
洗濯物を干していると、その介護士長さんが家にやってきて、
「母江さんから編み物を持ってきてほしいと頼まれたので、取りにきました。上がってもいいですか?」
「どうぞ、どうぞ、でも散らかっていますよ」
「昨日、持ってきた黒いカバンがないですね」
「はい、なんでもかんでもすぐに無くなります。異次元空間に行ってしまうみたいに、見つからないんです」
「ほんとうだ。いつも仰っていることが、今理解できました」
それでもなんとか、介護士長さんは、別の編み棒と編みかけのものを探して持って行った。
不動産の査定でお世話になった不動産屋さんに「相談したい」と電話をしたら事務所にいるので来るように言われた。
不動産屋として相続のこともいろいろと経験をしているので、とてもためになるアドバイスをもらえた。
①相続をした4分の1の権利のアパートを長男太郎に贈与すると贈与税がかかるが、長男に売れば、贈与税はかからない。この際、金額が安くても、(アパートの4分の1の権利なので)税務署から言われることはまずはないとのこと。
②母江が請求した遺留分に関しては弁護士に依頼して「錯誤」として遺産分割協議のやり直しのようなことができるかもしれないとのこと。
③アパートは4人の共有財産にするよりは一人にして、実家の土地分配で調節をする。
④姫子が弁護士を立てているなら、こちらも弁護士を立てて、弁護士同士で話合いをさせた方が良い。
というわけで民事に強い弁護士先生を紹介してもらった。ただこの先生は若く見えるが、78歳の女性で1年ほど仕事から遠のいている。来週の金曜日に会うことになった。
家に帰りお昼を食べ、2時まで休憩をして、板張りを始めた。(2時になると屋根で日陰になる。ちなみに今日の練馬区の気温は38.5度)
今までは休み休みやっていたが、今日は休憩抜きのぶっ通しで4時までやってなんとか仕上げた。
シャワーを浴びて体重計にのったら、2.5Kgも痩せていた。
夕食後、母江が部屋に来て
「保谷のアパートの家賃はちゃんと入っているか?」
と訊いてくるので、
「何言っているんだい、保谷のアパートはとうの昔に売っちまったよ」
「知らないよ、聞いてないよ」
「聞いてないじゃあなくて、忘れちゃうんだよ。しょうがないよ」
「忘れないよ!」
といういつものやり取り。