今日はニュージーランドの祝日です。
イギリス政府とマオリ族との間で条約が結ばれました。(1840年)
ワイタンギというのは北島のオークランドよりも北にある町の名前です。
ニュースでは数日前からNZの首相、副首相たちがワイタンギでマオリの人たちと議論をしていました。
マオリの人たちはこの時とばかりにお偉いさんに不満をぶつけているようでした。
マオリからすれば、白人たちが後からやってきて自分たちの土地を奪い取ってしまったと思っているようです。
そのマオリ族も白人たちの600年くらい昔に他のポリネシアの島からカヌーでやってきた移住者だったようで、その前にいた先住民族を滅ぼしたとも言われています。
ここでも人間の特性で争い、そして強い者が勝ち残っていくわけですね。
ワイタンギ条約に話を戻すと、英語で書かれた条約の訳し方が悪かったのか、誤解が生じていたようです。
それで今もいろいろと揉めています。
というのもマオリ語というのは話し言葉しかなく、文字がなかったというのが、原因の一つだと思います。
私の私見かもしれませんが、英語で書かれたものを誰かが訳して、マオリ語に書き表そうにも、文字がないからアルファベットを使うしかない。マオリの誰かがアルファベットを勉強して読み上げる、或いはその逆に白人がマオリ語を勉強してマオリの人に伝える。
そんなことをしていたら誤解が生じない方がおかしいと思うのは私だけでしょうか?
日本の場合、大河ドラマや司馬遼太郎の小説などを読むと頭のいいスーパーエリートたちが神業としか言えないような仕事をして白人たちだけに都合の良い条約にさせないようにしています。
ニュージーランドの歴史に詳しくもないので間違えていたらごめんなさい。