午前中は駅前の整形外科にて膝の具合を報告。
「今日は膝は痛くはないと言っていたが、日によって調子の良い時もあれば悪い時もあるみたいです」すると、
医「2週間に一回の割合でもう5回注射を打ちますか?」
「あの痛そうな注射を5回も打ったのにまた5回も打つんですか?」と言うと、
医「では様子を見て湿布だけにしておきましょう」ということになった。
家に帰ろうとすると、近所のNさんに会い、「家に来てお茶でもどうですか?」と言うのでそのままN邸へ向かった。
Nさんは母江より一回り年下だが、旦那さんを同じような時期に亡くして今は一人暮らしで話し相手が欲しいのだろう。一回り若い分、頭も足腰も母江よりしっかりとしている。
「今日はこれからダスキンさんが来て、車椅子のレンタルの手続きがあります」と言うと、
「うちに使っていないのがありますから持って行きますか?」と物置きから引っ張り出して見せてもらうとなかなか使えそうだ。
しかしNさんも高齢でいつ使うことになるかわからないのでお断りをした。
午後になってダスキンの担当者が来て車椅子を見せてもらい、2台のうち小さい方を借りることにした。
家の前で試乗して決めたが、今日も日差しが強くてすぐに汗が吹き出してきた。
「少し休んだ方がいいよ」と言って部屋の冷房をかけて三郎も休んでいたが、念の為母江の部屋に仕掛けてあるカメラを見ると母江の姿がない。トイレにもいなかった。玄関を見ると、歩行器がなくなっていた。
あ〜また脱走されちまった!なんでそんなに元気なんだ?
GPSで追跡するとディサービスにいた。行く日でもないのに行くと追い返されるだけだと何度言ってもわからない。
ちょうどお昼休みから帰ってきた介護士長さんとディサービスの前で話していた。
「そんなにこちらに来たいのなら明日の木曜日空いてますよ」と言うのでお願いすることにした。
夕食は新しく借りた車椅子に母江を乗せて、いつも行くファミレスの先のうどん屋まで行った。当たり前だが、母江の歩くペースより全然早く行って帰ってこれた。