朝4時に洋間のEchoShowが演歌をかけて目が覚めた。
また母江が早く起きて誤操作をしてしまった。
母江「アレクサ、ユーチューブを止めて」
それはユーチューブじゃないんだよ。もしかしたら母江が止められるかもしれないと思ったが、諦めてテントから這い上がり、アレクサの暴走を止めた。
「もう、やめておくれ!だから早くから寝過ぎると夜中に起きちまうって何度も言ったろ!」
「知らないよ」
「全部忘れちまう!とにかく起きるのは6時半だからそれまで大人しくしていておくれ」
と言い聞かせて再びテントに戻った。
朝はどんよりとした曇り空だったので傘とカッパを持ってファミレスに行った。
途中で太郎がやってきた。今日も天気は良くないし、注文した木材もきていないので来なくてもよかったと思ったが、来てしまった。
ファミレスでの話し合いで家族信託の監督人をつけるということで合意した。
家に帰ってから太郎はネジを買いにホームセンターに行きたいと言うので皆で出かけた。母江はつまらなそうだったが、その後、吉祥寺の大型手芸店に行って自分のズボンを作るためデニムの生地を買って満足だった。
午後になってもさほど雨も降らず、暑くもないので太郎は屋根修理の仕事が捗っているようだった。
三郎と母江の口座からそれぞれ家族信託の着資金の55000円を支払い、家族信託氏には監督人有りのプランでいくということをLineで送信した。
夕方になったので皆でとんでんで食事をしたら、帰りに大降りの雨になった。
母江を風呂に入れてしばらくすると部屋が暗くなっていた。
まだ8時だったので寝ないで起きているように言ったが、
「今日は満足したからもう寝る」
と何を言っても無駄だった。