うちには贈呈用チョコレートというものがある。何かしてもらった時とか、お返し用、ご挨拶用に使っていてちょっとだけ高級ぽい。おそらく母江は物をあげたい欲求というものがあるのだろう。
このチョコレートは電話をすると届けてくれる。
気がつくと、母江の部屋から電話をしていた。
「ええ、そうです。ではそのチョコレートを20個お願いします」
まだ10個以上残っているというのに、またやっちまった。
チョコレートだけではない。海苔とかも電話で注文してしまう。
まだ残っていてもあまり関係ない。
三郎が注意すると、「わかったよ。もう買わない」と言うが、すぐに忘れてしまう。
物はまだいい。一番の関心はお金だ。だから今朝の証券会社の話も何度説明してもわかってくれないし、常にお金の心配をしている。流すようにはしていても、終わりがないので、ストレスが溜まる。
このこうして愚痴を言えるこのブログがせめてもの救いだ。