kiyogat’s diary

2023年の1月にブログを始めました。

雪かき

東京でも雪が積もった。すぐに雨になってしまうと思ったが、そのまま降り止まずにけっこう積もった。関東に大雪注意報が出たのは去年の1月以来とのことらしい。私が住んでいたニュージーランドの田舎町でもちょうどそのくらいの頻度で雪が降る。南半球なので南に行くほど寒くなるが、その町は南島の下の方なので基本的に寒い地域だ。それでも日本の北海道よりは遥かに暖かい。夏は30度を越える日は滅多になく、気温が下がると雪になることすらある。

日本もニュージーランドも島国だが、一番の違いは人口密度だろう。人口一億2千万人の日本に比べ、少し小さい国土に500万人くらいしか住んでいない。密度が高いのは100万人都市のオークランドくらいで、首都のウエリントンも北島にあり、全人口の3/4は北島に住んでいる。南島の方が大きいのに全体で120万人くらいしかいないから、日本から見れば、どこも過疎地のようなのかもしれない。

日常の話になるが、夕方いつものように自転車で買い物に行くと、雪かきをしている人がチラホラといた。そういえば、ニュージーランドで雪かきをしているなど記憶にない。そもそもこの程度の雪で雪かきをする意味はなんなのだろう?もちろん、豪雪になるなら意味があるが、このまま降り続ける予報も出ていないのに、なぜ雪をどかす必要があるのか、疑問に思った。

 

そして今度はいつものスーパーの自転車置き場に自転車が一台も止まっていなかった。これも不思議な光景だった。もちろん雪が道路に残っていて多少は危険なのはわかるが、なぜ私以外一人も自転車で買い物に来ようと思わないのだろう。

私一人が人と違うように考えるからなのか、日本人が皆同じように物事を考えるからなのか。ニュージーランドが私にとって住みごごちがよかったのは、人それぞれが自由に振る舞える土壌があるからかもしれない。