昨日のブログで共有ファイルの話を少し書いた。これは三郎が日本滞在中につけていた母江の家計簿のことだ。
最初からつけていたわけではないし、書き忘れたものもあるし、母江が買い物をしたものを全部把握していたわけでもないが、わかる範囲、できる範囲でエクセルを使い作った。
これを太郎とその妻、嫁子、次郎、三郎で編集、更新して管理するのが狙いだ。
6年ほど前に年老いた両親だけで住んでいた実家が火事になり、その時たまたま日本にいた次郎が両親と一緒に住み始めた。次郎は火災保険で得たお金で家を修理したため多額のお金が動いたが、その間に母江がゆっくりと認知症になり、次郎がお金を使い込んでいると思い始めた。そして発達障害(特に算数障害)の傾向があった太郎と姫子と共鳴して次郎を泥棒扱いにしてしまった。太郎と姫子は数字が読めず、母江は次郎を泥棒扱いしたことをもうよく覚えていない。
姫子は税理士を雇って両親の預金通帳を税理士に渡して、監査を頼んだ。そして発達障害ゆえにか、物事を上手く説明できない姫子は火事のことも税理士に伝えなかったのか、税理士は「尋常ではない金額が動いているので、弁護士案件」とのレポートを作成した。そしてそれを鵜呑みにした姫子が弁護士を雇って、次郎に「母江の財産に手をつけるな」と言い放った。そして話はさらにこじれに拗れまくる。
このような馬鹿げたことを繰り返さないための共有ファイルである。