kiyogat’s diary

2023年の1月にブログを始めました。

無事に帰宅

今朝は3時に起きて、からあまり寝れずにソウルでの最終日を迎えた。運動のため母江も歩いた方が良いと思い、車椅子ではなく歩行器を使うことにした。

ホテルのインスタントコーヒーを飲んだ後、朝食に出かけた。まだ昨晩の夕食がお腹に残っていて、何か軽いものと思っていたが、おじさん4人を客引きした人にそのまま後をつけていくと、良さげな店だったので、その店に決めた。

少ないテーブル数だが、それなりに埋まっていて、会話に耳を向けると斜め後ろは関西人で、さっきのおじさん4人組はてっきり韓国人かと思ったら東北人だった。横の女性二人も日本人で、ソウルで韓国料理屋に韓国人がよく行く店を探す方が難しいのかもしれない。

あまりお腹も空いていないので、野菜のお粥を注文したが、後ろの東北人4人組の料理が豪快で、だんだんと腹が減ってきた。米から粥を作っていたので、出てくるまで時間がかかったが、一番安い野菜粥でも2日目の朝食に食べたアワビ粥より美味しく感じた。

帰り道にお土産やで韓国のりを買って帰ろうとしたら、太郎がナビの方向の反対に歩き出し、「こちらの方が近道だ」と言った。「いや、どんどん離れていくからこちらの方がいい」と言ってみたが、反対の方向に進みたいようなので、仕方なく従った。教会の前の坂道を上り、下ると大通りに出たが、このまま進めば、歩行器で歩いている母江が疲れてしまうと思い、「タクシーを拾った方がいい」と提案をしたが、
「こんな近距離ではタクシーは捕まらない。俺がホテルに戻って車椅子を持ってくる」と言い出した。
冷静に考えれば、反対方向に歩いているのだから太郎が戻ってくる可能性はかなり低かった。だがそれがもうわからないほどになっていると思い、すぐにタクシーを拾った。

タクシーは珍しく英語が少しわかる運転手だった。「母親の足が悪いからミリオレホテルまで連れていってほしい」と言うと、「ミリオレホテルは2つある。どちらのホテルか?」と尋ねた。多分太郎のナビはもう一つのホテルを指していたのかもしれない。

ミリオレホテルの前には警察がたくさんいてが、運転手はうまくホテルの近くに停めてくれた。しかし支払いにTマネーカードを使おうとしたら、タクシーについている端末がうまく動作しなかった。Tマネーカードは韓国の交通系カードで初めて使ったので、運転手の操作が悪いのか、端末が悪いのかわからないが、日本もそうだが、支払い方法がたくさんありすぎて非常に混乱をしている。諦めて現金で払おうとした時にやっと端末が認識をして支払いができた。

ホテルに帰り、パッキングをして10時前にチェックアウトをして、昨日歩いた南大門の方角に歩き出した。ソウル駅には予定通り着いたが、AREX(空港鉄道)に通じる経路がなかなか見つけられなかった。しかもこの経路もバリアフリーで探さなくてはならない。地下の経路を通り、地上に出てまた地下に下がったが、さっきの地下と今度の地下は繋がってはいないようだった。立体迷路を制してやっと乗車口に辿り着き、仁川空港に向かった。

仁川空港では余った通貨を使い切りたいと思い、カフェでサンドイッチとコーヒーを頼んで、足りない分だけクレジットカードで支払った。

そこからチェックインをしてゲートに向かったが、太郎の機内持ち込み鞄の中にお土産の化粧品が入っていて、化粧品が持ち込み禁止項目に含まれていた。三郎も奥美も化粧品に興味がないので、あまり気にしたことはなかったが、そういえば、液体は小さな容器に入れてジップロックにして持ち込まないと没収されるのを思い出した。

運よくX線検査でバレずに済んでよかった。

太郎が明日の朝にガス屋がくるので、今日中に横浜へ帰りたいと言うので、成田から先は一人でやるつもりでいた。そのようにも太郎に伝えたのに、なぜか余計に心配をして、返って煩わしかった。今回に限らず、なぜ、大丈夫だと言っているのに、余計なことをしたがるのかわからない。

大丈夫じゃない時は助けてほしい、と言うし、大丈夫な時は大丈夫と言う。とてもシンプルだ。

成田エクスプレス新宿駅に着き、ハロウィンの喧騒を素通りして西武新宿線に乗り帰宅した。