老人会町内会の催し物で牧野記念庭園の見学へ行った。
NHKの朝ドラ『らんまん』も毎回楽しみに見ていた。練馬区がドラマの舞台になることは聞いていたのに、いつまで待っても練馬に舞台は移ってこなかったが、ようやく最終週になって登場した。それがつい先週のことだった。そのせいか、庭園の中はたくさんの見学客で溢れ返っていた。記念館などの建物内部に入るために長蛇の列ができて、とても帰りの集合時間に間に合いそうもないので庭園の草木を眺めるだけにとどめた。家からはバス一本で来れるので、こようと思えばいつでも来ることができる。
練馬区が管理していて入場料はかからない。
帰りは町内会の総勢三十人くらいで近くのレストランで昼食をとり、それぞれ帰宅した。三郎も結構疲れたし、母江も脚が痛くなってきたようなので、少し横になって休むように即した。
ところが30分もしないうちにまた母江がいなくなっていた。追跡をすると大通りを渡っているところだった。おそらくコンビニにハガキでも買いに行ったのだろう。すぐに追いかけると通りの向こうでディサービスの介護士さんが付き添って歩いてくるのが見えた。
母江が一人で歩いていたので付き合ってコンビニまで行ってくれた。ハガキ20枚を買ってきた。家にも買いだめをしてあるが、しまい場所をすぐに忘れてしまうので、家にはハガキに限らず同じものが溢れている。