kiyogat’s diary

2023年の1月にブログを始めました。

遺留分侵害額請求

横浜の長男が朝早くにやってきて、母と3人で東銀座にある法律事務所に行った。目的は母に遺留分侵害額請求をさせるためだ。母をここに連れてきたのは2度目だ。昨年10月に連れてきた時は母の認知症が気になったので、そのことについて診断を受けている医者に診断書を書いてもらったらどうか、という話だった。弁護士の見たところ、母は自分の意思で話しているようなので問題はないと思っていたが、医者の診断では認知症なので、裁判になったときに遺留分請求が母の意思ではないと判断される可能性がある。

そこで成年後見人を立てる必要があるが、すでに請求できる期間の1年が迫っていた。なので、ここは成年後見人を立てずに、母の意思の確認をすべく、弁護士が母に尋ねた。

弁「遺言書にご自分の名前がないけれども、自分の分を貰いたいのですか?」

母「そうです。おっぽり出されたら困りますから」

このようなやり取りの後、弁護士は母の意思を確認できたと言った。

ここで私(三男)は、次男は今回の母に遺留分請求をさせることに反対していると弁護士に伝えた。次男としてはこれ以上面倒な手続きをしたくないし、現金も持ち合わせていない。弁護士はもし現金が用意できなければ、相続された土地の権利の分割の歩合を変えることで払うことも可能とのことを教えてくれた。

今、この段階でできることは相続人たちに母の名前で遺留分侵害額請求の内容証明郵便を送ることだけのようなので、来週にでもそのようにしてくれることになった。

この後、妹側の弁護士が母に成年後見人を立てるかどうかはまだわからない。

 

当の妹はおそらく遺留分侵害額請求や成年後見人がなんなのかもわかっておらず、なぜこんな面倒なことになったのかすら、理解していないかもしれない。