朝のファミレスで今日は姫夫が迎えにくることになっていることを告げられた。昨日、母江が電話をしていたのだと思う。そのことについて横浜の太郎からもメールが来ていた。
「いつ迎えにくるんだい?」と母江に訊くと
「午後だと思うよ」
迎えに来てくれることまで覚えていても、時間までは覚えられないようだ。
9時頃に家に戻ってくると、固定電話が鳴った。姫夫からだった。
姫夫「さっき家に着いて携帯に電話したが、出なかった」
母江「ごめんなさいね。家にいるから電話してね」
30分後にまたこちらに来るとのことで、横浜の姫夫妻の家に泊まる準備をし始めた。
もう、母江の好きなようにさせようと思う。言うことが日によっても時間によっても違う。そして言ったことを忘れる。
1泊なのか、2泊になるのか、もっと長い滞在になるのかわからないが、8日月曜日には医者の予約を入れてあるので、それまでには帰って来て欲しいが、多分そこまでの長期滞在はお互いに無理だと思う。
30分どころか、1時間くらいかかった10時半に姫夫がやってきた。いくつか気がつく範囲でアドバイスをした。
「ビオフェルミンを食後に3錠飲ますと便失禁が多少防げます。アップルウォッチの充電器があれば、iPhoneを探すのと色々便利ですが、持っていきますか?リハビリパンツは入りますか?」など。
そっけなく「大丈夫です」との答えとともに、母江を連れて行った。
そのまま横浜の姫夫妻宅に向かうのかと思って位置情報を確かめると、横浜の外れの太郎のところにいた。太郎と姫夫は昨晩、長電話で話し合ったとメールに書いてあったが、その話の続きをしているのだろう。