空港でなにが起こるかわからないので、午後3時の便なのに朝9時に家を出ました。
格安の中国の民間航空会社だけあってチェックインカウンターに並んでいるお客さんはほとんど中国人のようでした。スタッフは中国人と日本人の半々ぐらいで、普通に日本語でやり取りをしていました。
「機内預け荷物が厦門までなので、シドニーまでそのまま持っていってくれませんか?」とカウンターの中国人スタッフに尋ねると、日本人スーパーバイザーのおばさんが出てきて対応にあたってくれました。
「このチケットは通しではないので、厦門までしか預かりません。また厦門でチェックインしてください。中国のビザは持っていますか?」と言うので
「持っていません。72時間以内のトランジットだからビザは必要ないはずですけど」
「ではオーストラリアのETASは?」
「持っていませんけど」と言うと
「それでは行けませんよ」
「えーー!それもトランジットだから要りません!」
などと押し問答になりました。
どうやら調べてくれてオーストラリアトランジットの時間が8時間以内なのでビザは必要ないことを理解してくれました。
「ではニュージーランドのビザはワーキングホリデー?」
(おいおい、ワーキングホリデーは30歳までだぞ。
30歳に見えるか?)と思ったけど口には出さず、
「いえ、永住権です」と言うと
「ではビザを見せてください」
「永住権のビザは電子処理されているので見れません。
でもたまたま日本で免許証の書き替えをしたので古いパスポートを持っています。ご覧になりますか?」
とおばさんは念入りにチェックしてようやくチェックイン手続きをしてくれました。
「たまたまじゃあなくってビザの付いたパスポートはいつも持っていた方がいいわよ」と捨て台詞を残して去りました。
もし厦門の短い滞在時間で同じように手間取ったら、厄介だなあ。