たびたび登場するご近所さんが飼っているネコの本名は某国王室の御曹司と同じ名前ですが、うちではもっぱら殿（トノ）と呼んでいます。
殿は名前に相応しく見た目に威厳を感じさせる風貌をしています。平たく言えば態度がオヤジのようにデカく、うちで過ごすほとんどの時間を寝て暮らしています。そして時折仰向けになり「ハラをさすれ」と下僕たちに命令を下します。
しかし外に出ると突然神妙な顔つきをして狙いを定め、ネズミをあっとゆうまに仕留めたりします。今日はネズミを２匹も仕留めて、そのうちの１匹を家の正面に貢いでくれたそうです。多分普段腹をさすってくれるお礼の意味があるのかもしれません。
わざわざ貢いでくれなくても良いのですが、おかげで家の中にネズミが入ってこれなくなったことはとても有り難く感じでいる次第でございます。
