kiyogat’s diary

2023年の1月にブログを始めました。

ここまでの話をまとめてみた

 

 
被相続人である父が亡くなって10ヶ月以内に相続税の申告をしないとペナルティがかかると思って、税理士に必要な資料を渡した。相続に強い税理士さんで、ずいぶん遅くに依頼をしたにも関わらず、なんとかギリギリ期限いっぱいで間に合った。その税理士さんに依頼したのは兄弟3人で妹は外されている。妹は妹で弁護士を入れて、自分の主張を通した。自分の主張というのは遺言書に書かれていた通りに遺産を子供達四人で分けるというものだ。
 
なぜ、四人でわかることに問題があるかというと、本来なら母親が配偶者として遺産の半分をもらうはず。で、残りの半分を子供四人で分けるのが、一般に遺言書がなかった場合の分け方だ。ところがこの子供四人で分けるという遺言書ができたしまった訳はお隣の奥さんが二次相続の方が一次相続より税金が多くかかるから、一次相続の時に子供達に分けてしまった方がいいですよ、とアドバイスしてそれを親が鵜呑みにしてしまったことによる。それが約5年前で、現在、母親は認知症でそのことを覚えていない。
 
 
父親の財産の内約は、おおよそ実家の価格が6千万円、アパート2千万円、それと長男への貸付金3千万円。現金はほどんど無し。
 
現金を持っているのは母親で4千万円あった。過去形になっているのは1千300万円ほど、次男に贈与して、次男はそのお金で郊外に古い家を買い、自らリフォームして人に貸して家賃月、13万円を得るようになった。
 
この次男が5年前の実家の火事の後から家に住み始め、火事の後片付けや、それまで赤字経営だったアパートのリフォームと経営立て直しをした。しかし性格が粗暴で、他の兄弟から疎まれている。そして去年三男がニュージーランドから帰国したときは、次男が長男と長女から家の金を盗すんだ、との疑いをかけられていた。そして長女は弁護士を雇い、母親の同意を得て、次男に家のお金に手を出さないように、との受任の連絡を受けた。そして母親は認知症でこの時の同意したこともすっかり忘れている。
 
三男が帰国して気がついたのは、母親の認知症だった。家族の認知症というのは一緒に暮らしていないとなかなかわからない、ということもわかった。そしてその認知症の症状の一つに家族にお金を取られたと思いこむということがよくあるらしい。そしてこの長女にも問題があった。勉強嫌いで、難しいことは理解不能で人に任せる性格。兄弟の中では末っ子の長女ということで大事に育てられた。結婚してからは頭の良い夫に恵まれ、そして夫がJリーグ関係の仕事をしていたために若手チームの寮母として料理の腕を認められて、テレビに出演することも増えた。周りからチヤホヤされることに慣れているが故に、逆に人から避難されると、根にもつ性格になってしまった。
 
家族会議では、お願いした税理士さんに間に入ってもらい、相続人全員の同意があれば、そんな遺言書(子供四人で分ける)は蹴っ飛ばして、遺産分割協議をすればよいとのアドバイスをもらった。などで三男としては父親と長男の間の借金は帳消しにして、アパートは次男に相続させて、残りは母親に全部相続をさせてしまえ、というものだった。
 
現在60歳を越えている長男にこれから3千万円を返済させるのは無理だし、元々バブルのピークに父親に無理やり買わされた店だった。アパートも次男がいなければ、赤字物件のままだった。そして違法建築なので、もし買い手がいても銀行から融資は受けれず、壊すのも大きな資金がいるので、現状維持のまま所有しているのが得策。
 
 
帰国してから三男の日々の活動により、妹も次男がお金を盗んでいるという疑いが晴れたが、次男とは険悪なままであった。9月に四人兄弟が集まって実家での家族会議では別の大きな事件が持ち上がった。長男が母親に無心をしてお金を母親の口座から引き落としていた。母親に電話をして、口座に振り込んでもらい、長男がその口座のキャッシュカードを使い、引き出す。通帳に記録が残っているだけでも20年に渡り、総額1千2百万円になっていた。しかもそのことを次男が長男に問い正すと長男は知らないと言った。しらを切っている訳ではなかった。本当に忘れてしまっていた。その通帳を三男がエクセルに打ち込んで兄弟全員に添付メールした。長男は忘れていても認めざるを得ない。妹がどう反応するか、これで妹の性根がわかる、とメールしたら、今度はその「性根」という言葉に妹が異常に反応してしまった。
 
妹はその1千2百万円は分割払いで母親に返せ、そして、父親の遺産は遺言書通り4分割しろ、と鬼のようなことを言ってきて、次男との泥棒騒ぎ問題で雇った弁護士を一回は解雇したが、再び、雇うことにした。今度は次男と三男に対して、父親の遺産と母親の身上監護その他金銭に関する委任を受けたので、その件に関して長女へ直接連絡はしないように、と弁護士から連絡を受けた。これが10月。
 
一体私が弁護士からそのような謂れを受けるようなことをしたのだろうか?毎日、母の食事を作り、掃除洗濯をして家のために尽くしているのにあまりに理不尽な妹からの仕打ちに打ちのめされそうになった。
 
 
それで話は相続税に戻るが、長男と私は60万円、次男は父親と同居していた特例を使い30万円ほどに減税され、お願いした税理士さんに100万円払った。妹に関しては弁護士が独自に動いているので納税したかどうかも定かではない。
 
 
三男である、私の案に従っていれば、こんなお金払わなくてもよかったのに、とんでもない妹のために皆が迷惑した。しかも妹は頭が悪いから自分が迷惑をかけていると思っていない。
 
父親もまず変な親父だったし、おそらく兄弟全員が発達障害か何か精神疾患持ちという結論に達した。そんなんだからまとまる話もまとまらないのは当然。
 
 
今年に入ってから長男が店を畳む決心をした。うまく売れれば、母親と一緒にこの実家に住むことになる。まだまだ問題はあるが、もし長男が母の介護をしてくれるなら、私はニュージーランドに帰れる。
 
 
To Be Continued..